電子ブック世界が変わる「視点」の見つけ方 未踏領域のデザイン戦略 (集英社新書)無料ダウンロード

世界が変わる「視点」の見つけ方 未踏領域のデザイン戦略 (集英社新書)

strong>本, 佐藤 可士和

電子ブック世界が変わる「視点」の見つけ方 未踏領域のデザイン戦略 (集英社新書)無料ダウンロード
によって 佐藤 可士和
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内容紹介 “目からウロコ”の大人気授業、待望の書籍化!ユニクロ、楽天、セブン‐イレブン等の企業、今治タオルなどの物産品、幼稚園や大学などの社会施設……様々な領域でブランド戦略を手掛ける佐藤可士和が、2012年から慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)で行っている画期的な授業「未踏領域のデザイン戦略」を書籍化。一見、デザインとは無縁な「健康」「平和」「防災」「幸福」など抽象的なテーマに、どのようにデザイン的思考が反映されるのか? 全ての人が活用できる「デザインの力」とは?「未踏領域」で学生たちが取り組む「デザイン」とは、つまるところ「新しい視点の発見」にほかなりません。それは万人に開かれた技術です。(「おわりに」より)浅い理解の時は、「こういう技術があるよ」ということがデザインだと思っていました。しかし、そうではなく、「こういうことを考えたら面白いよ」というアプローチがデザインなのだ、と今回の受講でわかった気がします。(第2章「学生たちの感想」より)【目次より】・「コミュニケーション」をデザインするとは?・「デザイン」はよりよい日常へのツール・大学の授業という「未踏領域」のデザイン・ダメ出しはする、アイデアはいわない・学生たちのプレゼン実例「防災」「オリンピック・パラリンピック」「キャンパスビルド」「強靭健康社会」「本当の平和」「無二の私の幸福」・まず「自分事化」してみよう・「右脳」と「左脳」のキャッチボール・「もがき」はスキル向上の踏み台・リーダーシップとフォロワーシップ・パカーンと光が当たってコンセプトを発見する・デザインとは「ビジョン」を設計すること・「課題」→「コンセプト」→「ソリューション」・「勘」と「感」を研ぎ澄ます・「個人の感覚」を制御するな、むしろそこを掘れ・経験値を高めて、多様な「視点」を獲得する【著者プロフィール】佐藤 可士和(さとう かしわ)1965年生まれ。クリエイティブディレクター。慶應義塾大学環境情報学部特別招聘教授、多摩美術大学客員教授。2016年度文化庁文化交流使。多摩美術大学グラフィックデザイン科卒業後、博報堂を経て、2000年に「SAMURAI」設立。ユニクロ、楽天グループ、今治タオルなどのブランド戦略、国立新美術館のシンボルマークデザイン、「ふじようちえん」「カップヌードルミュージアム」のトータルプロデュースなどを手がける。『佐藤可士和の超整理術』など著書多数。 内容(「BOOK」データベースより) 様々な領域でブランド戦略を手がける佐藤可士和が、二〇一二年から慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)で行っている画期的な授業「未踏領域のデザイン戦略」を書籍化。一見、デザインとは無縁な「健康」「平和」「防災」「幸福」など抽象的なテーマに、どのようにデザイン的思考が反映されるのか?すべての人が活用できる「デザインの力」とは?新しい「視点」を発見するためのヒントが満載! 商品の説明をすべて表示する
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素晴らしい本だ。著者は大手広告会社博報堂から独立してサムライを立ち上げ、慶応大学でデザイン学を講義する。その手法を公開したのが本書である。著者が提唱するデザインはアート(美術)としてのデザインではなく、情報の発信者と受信者のコミュニケーションを可能にし、問題解決のためのデザインである。つまり、著者はデザインでアクティブラーニングを行うわけだ。第1章で紹介された事例は、「キリン・チビ・レモン」である。発売当時、炭酸飲料の売上は伸び悩んでいた。炭酸が効きすぎるとたくさんは飲めない。人は普通喉が渇かないと炭酸飲料は飲まない。利用者の健康志向も強まる。コカ・コーラも健康飲料の開発に取り組んでいた。そこで著者がデザインしたのが、「キリン・チビ・レモン」だ。サイズが半分以下で飲みやすい、一口感覚の炭酸飲料だ。おしゃれ感覚で勝負するなら「キリン・プチ・レモン」がぴったりであろう。しかし、「プチ」ではおしゃれではあるが、これではキャラクターが作れない。「チビ」だとパッケージにオリジナルキャラクターが入るのだ。これで人目を惹き付け、売上が上昇するという問題解決(ソリューション)が得られるのだ。何と素晴らしいアイデアだろうか。授業では学生相手に身近な発想でデザインの導入により、トータルソリューションを図る。物はデザインしやすい。しかし、抽象的な価値観にはどうであろうか?「幸福」などの抽象的な概念はどうデザインすればよいのだろうか?これが今後の課題であろう。ユニバーサルデザインが障害者や高齢者に導入されて久しいが、いずれも個々の物である。幸福感をどのようにデザインして問題解決を図るのか、これからが楽しみである。お勧めの一冊だ。

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